投資環境と金融市場の見通し– Forecast –
国内外の投資環境と金融市場をマンスリーで定点観測しているレポートです。
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投資環境と金融市場の見通し(110)
【Ⅰ.現状認識・見通し】 マクロ経済、金融政策 世界経済の現状は、「インフレ圧力」と「景気後退リスク」が併存している。「世界同時スタグフレーション」や「新興国の債務・金融危機」の可能性も。FRBは、物価目標(2%水準)に近づくと確信が持てる... -
投資環境と金融市場の見通し(109)
【Ⅰ.現状認識・見通し】 マクロ経済、金融政策 世界経済は、「インフレ圧力」に晒されながら「景気後退リスク」が高まっている“2重苦状況”。「世界同時スタグフレーション」や「新興国の債務・金融危機」につながる可能性も。FRB(パウエル議長)はイ... -
投資環境と金融市場の見通し(108)
【Ⅰ.現状認識・見通し】 要約 「インフレ」「景気」「欧米金融政策」見通しの強弱感から、米国金利、ドル、ユーロ、NY株式の乱高下が続いている。8月に入ってからも「インフレのピークアウト」「米国金利の利上げ幅縮小」への期待が高まり、リスクオフ... -
投資環境と金融市場の見通し(107)
【Ⅰ.現状認識・見通し】 要約 中央銀行による政策金利引き上げが加速したことから、金融市場での焦点は「インフレ懸念」から「世界景気の後退懸念」にシフトした。FRBは従前予想よりも利上げ幅を6月・7月と加速させた。カナダ、オーストラリア、英国... -
投資環境と金融市場の見通し(106)
【Ⅰ.現状認識・見通し】 要約 金融市場での関心事は、年初からの新型コロナウイルス、ロシアによるウクライナ侵攻から、「インフレ加速」と「中央銀行の利上げ強化」にシフトした。FRBはインフレ判断の遅れを取り戻すべく、前回での見通しより利上げ幅... -
投資環境と金融市場の見通し(105)
【Ⅰ.現状認識・見通し】 政治、外交 ロシアがウクライナに侵攻してからちょうど3ヵ月が経過したが、局地戦での膠着状態が続く。停戦・終戦の目処はつがず消耗戦の様相に。米国・西欧からの武器供与と、フィンランド、スウェーデンがNATO加盟を申請し... -
投資環境と金融市場の見通し(104)
【Ⅰ.現状認識・見通し】 政治、外交 ロシアがウクライナに侵攻したことで、「グローバリゼーション時代」は終焉。国境の無い単一世界・市場への幻想は打ち破られ、国と同盟国が経済・軍事・国民を守る「安全保障」への希求が強まり、軍事・防衛増強の予算... -
投資環境と金融市場の見通し(103)
【Ⅰ.現状認識・見通し】 政治、外交 ロシアがウクライナに侵攻(2月24日)したことにより、「新冷戦時代」に突入した。欧州・米国・日本とロシア・中国の2大ブロック圏における、政治・外交・軍事・通商問題での多面的衝突が露わになる。米国における... -
投資環境と金融市場の見通し(102)
【Ⅰ.現状認識・結論】 政治、外交 ロシアがウクライナに侵攻(2月24日)したことにより「新冷戦(核兵器不使用による対立)時代」が幕開けした。ロシアの事前での周到なシミュレーションと準備により想定されたシナリオが、想定外のタイミングとスピー... -
投資環境と金融市場の見通し(101)
【Ⅰ.2022年の投資環境・金融市場の見通し(2021年12月分再掲)】 基本認識 過去8~10年間(リーマンショック~新型コロナ禍)続いた『低インフレ、低金利、金余り、IT&DX高成長、公的&中央銀行債務拡大』という投資環境要因による「債券高、株価...