レポート– Report –
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投資環境と金融市場の見通し(118)
【Ⅰ.要約】 景気・インフレ・金融政策 資源価格上昇(=川上)によるインフレはピークアウト、モーメンタムは減速中。一方、需要の回復と人手不足(供給制約)からサービス価格、人件費の上昇(=川下)が加速しており、前年比水準は中央銀行の目標を上回... -
生物多様性の経済効果
2023年4月15~16日、「G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合」が開催されました。そこで、各国が生物多様性に関する新たな経済枠組み「ネイチャーポジティブ経済連盟」を設立し、自然環境や生態系の維持が経済活動に欠かせないとの認識のもと、各国の企... -
投資環境と金融市場の見通し(117)
【Ⅰ.要約】 2020年以降3年半の変遷の大勢観 2020年2月からの新型コロナウイルスの感染拡大で、供給制約による「供給インフレ」となり、行動制約から「需要が鈍化」した。 2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻を契機に、エネルギー供... -
サステナビリティ情報の開示義務化
2022年4月、東京証券取引所での市場再編が行われた際、プライム市場の上場企業には様々なサステナビリティに関する情報開示が求められました。まず、「気候変動関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に基づく気候変動リスクの情報開示が、実質的... -
投資環境と金融市場の見通し(116)
【Ⅰ.要約】 景気・インフレ・金融政策 物価上昇はピークアウトしモーメンタムは減速しているが、水準は中央銀行の目標を上回って高止まりしている。今後の注目点は「今年の後半に景気鈍化が進むのか」「金融不安(銀行の融資厳格化)が景気を押し下げるの... -
スポーツで持続可能な街づくり
3月に開催された「2023ワールドベースボールクラシック」は、日本チームの活躍もあり、大変な盛り上がりを見せました。日本の野球を盛り上げるために、世界大会で勝つ――栗山英樹監督はそう語っていましたが、ついに14年ぶりに世界一になりました。 もちろ... -
投資環境と金融市場の見通し(115)
【Ⅰ.要約】 景気・インフレ・金融政策 昨年来の物価上昇、金融政策の引き締め転換から1年が経過した。状況の変化から、次の新たな局面へ移行するターニングポイントを迎えていると思われる。 「政策金利引き上げ」効果が景気・物価にどの程度の影響をも... -
食べて参加するサステナビリティ活動
2月は、一年のうちで最もチョコレートへの支出が多くなる月です。政府の家計調査でも、チョコレートの売れ行きは2月前半に集中することがわかっています。 甘くて美味しいチョコレートですが、その原料となるカカオの栽培については、森林破壊や児童労働、... -
投資環境と金融市場の見通し(114)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・政策金利 FRB、日本銀行における金融政策は重要なターニングポイントを迎えている。FRBによる利上げ対応の見通しは、市場の期待と実態経済の乖離が明らかに。日銀は、10年間続けた「異次元金融緩和」を、植田新体制が何時... -
ESG投資で後押しする地球のサステナビリティ
2023年1月、NASA(アメリカ航空宇宙局)などが、2022年の二酸化炭素の排出量が過去最多になったとの分析を発表しました。経済活動の回復も要因の一つですが、ロシアによるウクライナ侵攻に伴うエネルギー危機で、石炭の使用量が増えたことなども影響してい...