レポート– Report –
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投資環境と金融市場の見通し(123)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・金融政策 物価上昇モーメンタムが鈍化し、中央銀行による金融引き締めは様子見段階に。 物価上昇はピークアウトしたが水準自体はまだ高い。FRB、ECBの当面の金融政策の基本的なスタンスは“中立”“是々非々” 10月開催のFR... -
NSR(National Social Responsibility)とCSR
当社では以前より、企業に社会的責任(CSR)があるように国家にも社会的責任(NSR)があり、世界では国債のESG評価が行われていることに注目してきました。その際、国債のESG評価は主に政府の政策レベルのチェックにとどまっていましたが、今後はより詳細... -
投資環境と金融市場の見通し(122)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・金融政策 世界景気には下押し圧力が強まる。 中国(不動産危機)・欧州(地政学リスク)のモーメンタム鈍化 ロシア vs ウクライナ戦争、中東紛争による資源価格高騰リスク 高インフレ抑制の為の政策金利高止まりの影響(住宅投資... -
“バブル”に投資するということ
日本における“バブル”と言えば、1990年代前半に崩壊した「バブル景気」が思い浮かびますが、同じ頃、もう一つの“バブル”が注目を集め始めました。それが、ウォーターのバブル「ウルトラファインバブル」です。これは、直径が1000分の1ミリ以下の微泡のこと... -
投資環境と金融市場の見通し(121)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・金融政策 原油・ガソリン価格の上昇に加えて賃金上昇圧力により、足元のインフレは強含みに。物価の上振れリスクが意識され、中央銀行による金融引き締めの延長・再開の動きが見られる。FRB、カナダ中銀、スェーデン中銀、ノル... -
若者の金融リテラシーを高める
世界中の中学生や高校生を対象にした科学技術に関する国際大会「国際科学オリンピック(International Science Olympiad)」をご存じでしょうか。15の学科技術に関する大会がありますが、最も有名なものは1959年に初めて開催された「国際数学オリンピック... -
投資環境と金融市場の見通し(120)
【Ⅰ.要約】 景気・物価・金融政策 米国の景気見通しは、「リセッション(景気後退)」から「ソフトランディング」への期待にシフトして、短期的に目まぐるしく振れている。足元では金利上昇と消費減退による悲観的観測が強まっている。 中国の景気と不動... -
ESG投資で意思表示を
7月、アメリカのバイデン政権がウクライナに対し、殺傷能力が高いクラスター爆弾を供与することを発表し、既にウクライナに到着し、使用されたことが報道されました。これに対し、ロシアも報復、双方で使用が相次いでいる可能性が指摘されています。 クラ... -
投資環境と金融市場の見通し(119)
【Ⅰ.要約】 景気・インフレ・金融政策 資源高からの卸売物価インフレはピークアウト、モーメンタムは減速中。需要回復と人手不足(供給制約)からサービス価格、人件費の上昇圧力が続いており、消費者物価上昇率は中央銀行の目標を上回り高止まりしている... -
取締役会に求められるダイバーシティ
6月、政府は男女共同参画会議で、「女性活躍・男女共同参画の重点方針2023(女性版骨太の方針2023)」の原案を発表しました。そこでは、プライム市場に上場する企業の女性役員の比率を2030年までに30%以上にするという目標が掲げられています。 2022年7月...