レポート– Report –
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求められるプロアクティブ・自主的な規制対応とESG
2024年5月21日、欧州連合(EU)において世界初の包括的なAI(人工知能)規制法「AI法(Artificial Intelligence Act)」が成立しました。これは、民主主義や人権、法の支配を守りながら、信頼できるAIの普及を目的としており、事業者には説明責任などの義... -
投資環境と金融市場の見通し(129)
【Ⅰ.要約・ポイント】 金融政策 パウエル議長は5月1日のFOMC後の会見で「利上げ再開の可能性」を否定し、「次の政策行動は利下げ」と付言し市場に安心感を与えることに腐心した。その後に発表された4月の雇用統計、消費者物価上昇率、小売売上の結... -
持続可能な地球に投資する
4月22日はアースデイでした。2009年の国連総会で採択され、地球について考え、環境問題に目を向けようと宣言された日です。この日は、世界中で様々な団体や企業がイベントを開催し、日本でも各地で催し物が行われました。 アースデイの起源となったのは、1... -
投資環境と金融市場の見通し(128)
【Ⅰ.要約・ポイント】 金融政策 FRBは2022年3月(ゼロ%)から23年7月(5.5%)までに政策金利を+5.5%引き上げ、9ヵ月間維持してきた。物価上昇率は鈍化したものの、目標(2%)水準までには低下せず、高止まりから反騰の兆しが窺え... -
中長期的な企業の成長性を判断する
改正金融商品取引法が施行され、2024年4月から第1四半期と第3四半期の四半期報告書が廃止されます。今後は決算短信に一本化されますが、セグメントごとの収益やキャッシュフローに関する情報開示を義務化することで、開示が後退しないよう配慮しています。... -
投資環境と金融市場の見通し(127)
【Ⅰ.要約・ポイント】 金融政策 スイス国立銀行が3月21日、先進国の露払い役として利下げを決定した。FRB、ECBとも「6月の政策決定会合での利下げ」が市場コンセンサス。ECBの理事会は6月6日、FRBのFOMCは11・12日。英国BOE... -
ESGと新NISA
2月13日は「213」で「NISAの日」でした。弊社のオフィスがある東京証券会館のホールでも、「NISAの日」にちなんだイベントが開催され、お笑い芸人たちが登壇するということで、若い女性であふれかえりました。 今年1月より始まった新しい少額投資非課税制... -
投資環境と金融市場の見通し(126)
【Ⅰ.東京株式市場】 概況 日本株(日経平均株価)は2月22日、1989年末の史上最高値(38915円)を34年ぶりに更新した。年初来の上昇幅は5634円(+16.8%)で、1日立会日当たり@166円上昇している。TOPIXの上昇率は+12... -
ESG投資から見た企業の災害支援活動
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被災者の方々へ、心よりお見舞い申し上げます。 今年は、年明けから大きな天災・人災が相次ぎました。政府をはじめ、多くの企業、民間団体、個人が支援を行っていますが、企業はそれぞれの業態に沿った支援が... -
投資環境と金融市場の見通し(125)
【Ⅰ.東京株式市場】 概況 日本株(日経平均株価)は23年6月高値(33772円)、8月(33488円)、9月(33634円)、11月(33853円)のボックス圏での上値抵抗水準を、1月10日に抜けて34000円台に突入したことで新たな上昇...